空気と熱にかかわる多種多様なニーズを有する顧客に寄り添い、
ものづくりをトータルサポートするダイキンアプライドシステムズ。
今回は、そんな先進のものづくりの現場を支え、各部門でマネジメントを担う4名に、
入社動機や仕事のやりがい、今後挑戦したいことなどを語り合ってもらいました。
入社後は飲料メーカーの各種空調設備、物流用新築倉庫の定温設備、食品メーカーのフリーズドライ用冷凍設備、印刷会社の空調設備導入に携わり、現在はグループ長としてユーザーを後輩に引き継ぎつつ、神戸エリアの顧客拡大を図っている。
環境試験室や医薬品製造工場、医薬品冷凍冷蔵保管倉庫、冷凍冷蔵危険物倉庫など、専門性の高い施設の新築・改修において建築設計を担当。基本設計・動線プランから詳細設計、工事監理まで、その業務は多岐にわたる。
入社後は大阪設計グループに配属され、設計業務に従事する。その後、工事グループに転属。
大阪の製薬・化学工場の現場を中心に約13年間、施工管理業務に携わる。2020年に広島工事グループに異動し、現在はグループ長としてマネジメント業務に携わっている。
愛知県・三重県・岐阜県・静岡県内のユーザーに対し、納入設備のメンテナンスやリニューアル工事を行っている。また、名古屋・豊田・三重営業所のエリア責任者として、全国各地の営業所と積極的に情報交換し、自エリアの発展につなげている。
T.Oさんは新卒入社でしたよね。ダイキンアプライドシステムズを選んだのはどうしてですか?
短期大学で電気・電子を学んでいて、その頃から機械いじりが好きだったんです。なので、機械に関わる仕事がしたいなと。ダイキンアプライドシステムズを選んだのは、機械のメンテナンスや工事にイチから携われそうだったからです。
そうなんですね。私は、家族のためにキャリアアップしたい、という思いで転職活動をする中、ダイキンアプライドシステムズと出会いました。組織改編によって数年前に設立されたばかりで、会社と一緒に自身も成長できそうな環境に魅力を感じました。
私はもともと建築に興味があって、前職も設計事務所でした。
なぜダイキンアプライドシステムズへの転職を決めたんですか?
この仕事の醍醐味は、なんといっても、自分が設計したものが形になり、永く使われていくことです。当社の扱う専門性の高い設備は私にとって未知の分野でした。しかも日常生活でもあまり目にしないところにありますが、確実に世の中の役に立っていけると実感できたので、入社することにしました。
そうなんですね。私は以前、建材メーカーの営業を担当していました。お客様から「どの色がいいと思う?」といったアドバイスを求められる機会がだんだんと増えてきて、そこからものづくりの業界・職種に興味を持つようになったんです。
それは思い切ったキャリアチェンジですね。
その後、設計事務所で2年間ほど設備設計に携わりました。ある程度近しい分野からの転職でしたが、それでもダイキンアプライドシステムズに入った当初は、右も左も分からない新入社員のような状態でした。なんとかここまでやってこられたのは、先輩方が丁寧に指導してくれたおかげです。
営業では普段どんな仕事をしているんですか?
いろいろありますが、まずはお客様から課題をヒアリングして、そこからいろんなアイデアを出し、受注につながるような提案資料にまとめていきます。
私は営業がお客様にヒアリングした内容を、さらに深堀し、お客様と詳細な打合せを進め、図面化し、実現化を図っています。建物が完成するまでやりとりが続くので、お客様との信頼関係はとても重要です。
施工管理は設計が描いた図面を基に工事を行っていきます。主に現場で作業をしていただく方々の安全管理や、工程、予算、品質などの管理監督を行います。管理監督業務以外には、協力会社や別途業者間の調整をしたり、施工図を描いたり、資機材の手配を行ったりもします。
お客様の工場に常駐して工事を行うので、お客様との距離間の近さをより一層感じるかもしれません。
どの職種も同じですね。
サービスは引き渡し後の設備保守メンテナンスから機械の予防保全・修理、改善提案やリニューアル工事を行う部門ですが、お客様のいる現場で作業することになり、テクニカルスキルはもちろん、コミュニケーション能力が求められます。
施工管理の面白さはどんなところにありますか?
ものづくりの最前線に携われることです。設計図をもとに段取りを考え、それが目の前で形になっていくところが面白い。お客様が喜んでくれているのを間近で見られるのもいいですね。
私も、自分の設計した図面が形になっていく様子を見るのは楽しいです。あとは、お客様と一緒にプランニングをしていく中で、自分がまだまだ知らない知識を得られるところも魅力的です。
自分の仕事が形になるときは、やっぱりうれしいですよね。営業でもお客様に提案が通って、最終的に物件として完工できたときには「よしっ!」という気持ちになります。
その気持ち、よく分かります。私は営業所の運営について、自らの発想や行動次第で結果を出せるところにやりがいを感じます。チャレンジ精神を発揮しやすい環境のおかげですよね。
これまでで特に印象的なエピソードはどんなものですか?
私は入社6年目で営業所の所長になったことです。
最初は何をやるにも手探り状態でしたが、自分の中で限界を決めず、とにかくがむしゃらにやっていました。その経験があるからこそ、やる気は尊重しつつ無理はさせない、絶妙なバランス感覚で後輩と接することができていると思います。
いいですね。私はお客様から「次の工事担当もA.Mさんでお願いします」と、個人指名されたことが印象に残っています。
おお!それはうれしいですね。
ただ、その案件は後輩が担当に決まっていて、「後輩はもう一人前なので安心してください」とお客様を説得しました。自分を信頼してもらえたこと、後輩の成長に胸を張れたこと、その両方がうれしかったです。
私は、お客様と一緒に新しい技術に挑戦し実現できたことです。
どんな技術だったんですか?
フリーズドライ用の冷凍設備において、環境保護の観点から冷媒を変更することになりました。効果は高いものの扱いや調整が難しく、苦労は多かったですが、技術検討する過程で、お客様から「せっかくなら、世の中にない技術に一緒に挑戦しましょう」と言われたんです。
それは情熱を感じますね。
技術的な難しさに加え、万が一納入できなかった場合の補償の問題など、懸念事項はたくさんありました。設計部門にもアイデアを出してもらい、一つひとつ課題を解消していきましたね。お客様には当社技術部門としての見解を丁寧に説明し、少しずつ同意を積み重ねて、ようやく実現にこぎ着けました。
そこでY.Aさんは、社内外を含む全体のディレクションを担当されていたわけですか?
ええ。無事に設備を納入できたときは、お客様にとても喜んでもらえました。高額にもかかわらずその後も都度、新技術を取入れながら8台続けて注文いただけたくらいです。
それはすごい。
まさにプロフェッショナルの仕事ですよね。私も前職で、当たり前の話ですが、お客様はプロとして依頼してくれていると改めて痛感する出来事を経験しました。
言われたことだけをやるだけじゃ足りない。プロとしてプラスアルファの提案をすることを、今も強く意識しています。
これから挑戦したいことはありますか?
お客様と対話する機会が多く、満足度をさらに高めるために、知識を増やしていきたいです。当社のように、営業から設計、工事、サービスまで、同じ会社でワンストップのサービスを提供している会社は珍しいですし、その環境を生かして学べたらと。
私も知識は大事だと思います。
以前、冷凍機のメンテナンスで海外へ行った際、現場で求められるのは、言語よりも知識だということを強く感じたんです。どこでも通用するくらい知識を増やす。これは今後自分がやっていきたいことでもあり、後輩にやらせてあげたいことでもあります。
いいですね。
私は、後輩がどんどん成長し活躍できるような環境をつくりたいと思っています。彼らのいい評判を聞くとうれしいですし、何より組織力向上につながります。
同感です。
どう成長してもらうか、日々考えながら、自分も一緒に成長するイメージですね。
マネジメントでいうと、多様な年齢層や働き方をしている部下に対するアプローチも重要ですよね。何か気をつけていることはありますか?
私の場合は、まず目線を合わせることです。その人の個性や得手不得手、思考を尊重した上で、自分がどうバックアップできるか。必要があれば丁寧に教えること、それと、モチベーションを上げてもらうことも意識しています。
私は、勉強も兼ねてできるだけ現場へ赴くよう、後輩にはアドバイスしています。現場でいろいろな担当者と接し、また、見て学ぶことが多かったので、後輩にも学んで欲しいと思っています。
私もそうです。
当社の仕事は営業から設計、施工管理、サービスへとバトンをつないで成り立っていますが、そのバトンが自分にないときでも現場に顔を出し、他部署の社員の仕事を見て交流した方がいい。お互いの理解が深まれば、もっと連携しやすくなるはずです。
部門間の関係性も含め、働きやすい環境、成長しやすい環境は、ぜひ守っていきたいですね。