塵埃はもちろん、細菌やバクテリアなども制御した、生物的にも清浄度の高い施設
医薬品工場や病院の手術室、生物工学研究室などにおいては無菌に近い状態であることが望まれています。このような無菌に近い状態、もしくは無菌状態にする設備をBCR(biological clean room)と呼び、それぞれの工程に適した水準に従って浮遊微小粒子に付着しているバクテリアやウイルスの除去及び薬剤による空気中の細菌の除染を行います。
特徴
・陽圧管理による無菌保持性能の高さ
室圧を陽圧管理することで、周囲からの菌やウィルスの侵入を抑え、高い無菌性を保持
・相対的陰圧化による封じ込め
天井裏を含めた周辺の圧力を高くすることで相対的に陰圧として周辺へのハザード物質の拡散を防止
・低濃度でも効果の高い除染
空調ダクトを用いて空調設備と連動させる過酸化水素ガスを用いた除染システムにより、低濃度(200ppm)でも効果の高い除染が可能
またこれにより、室内機器や施設への除染ガスによるダメージを抑制