受賞・表彰

環境負荷低減を推進する活動として、特に冷凍空調設備の省エネルギーや環境対策に全社を挙げて取り組んでいます。この姿勢が高く評価され、数々の施工事例において受賞・表彰に至っております。

中温低湿領域における省エネシステム

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株式会社カツラヤマテクノロジー 様において採用いただいたシステム「中温低湿領域における省エネシステム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第40回(2023年)優良省エネルギー設備顕彰」にて、「省エネルギーセンター最優秀賞」〔新設設備部門〕を受賞しました。

中温用エアコンにより室内の空調を管理しているクリーンルーム〔Class 10,000〕。湿度環境を構築するため、ブラインチラー設備と外調機で外気を処理。外気処理の空調方式は、外調機に搭載しているブラインコイルにより、外気を室内設計湿度に冷却除湿させる方式を採用しました。生産モードにより室内設計湿度が変動するため、室内湿度が高いモードの場合は、オールフレッシュエアコンとブラインチラー設備、外調機を併用運転をすることで電力使用量を抑え、省エネ化を実現しました。また、排気風量は生産条件により変動するため、外調機はインバータを設け、排気風量の変動に応じた3段階のステップ制御にて省エネを図りました。

冷熱源システムにおけるカーボンゼロへの貢献

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アサヒビール株式会社 吹田工場 様において採用いただいたシステム「冷熱源システム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第39回(2022年)優良省エネ ルギー設備顕彰」にて、「優秀賞」〔改修設備部門〕を受賞しました。

工場での使用電力量約30~40%を占める冷熱源システムに対して、既存システムの運転状況をしっかりと把握し、将来の更新も見据えてHFOインバータターボ冷凍機を導入し、高い省エネ性能とCO2排出量削減を実現したシステムです。その運用にあたり、エネルギー消費データの採取・分析を行い、継続的な最適運用を心掛け効率向上をめざしている点や、最新設備機器の採用、熱のカスケード利用、高効率設備システムの構築、環境保全に対する取組み、などが高く評価されたことで受賞となりました。

環境試験室、低温加湿システム

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(独)自動車技術総合機構 交通安全環境研究所 様において採用いただいたシステム「環境試験室、低温加湿システム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第38回(2021年) 優良省エネ ルギー設備顕彰」にて、「優秀賞」〔新設設備部門〕を受賞しました。
※共同設備施工者:株式会社明電舎

EV車(電気自動車)の冬季の暖房は外気を熱源としたヒートポンプ運転となり、建築設備と同様に室外機の霜付きによる不具合の発生が課題のため、低温加湿技術の開発が急務になっています。特に自動車環境試験装置では過酷な試験条件での加湿制御が要求されます。
本システムにて精度良く低温加湿する方法が高く評価されたことで受賞となりました。

個別分散システムによる品質維持と省エネ化

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株式会社JA食肉かごしま・南薩工場様において採用いただいたシステム「食品加工処理工場における個別分散システムによる品質維持と省エネ化」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第35回(2018年) 優良省エネ ルギー設備顕彰」にて、「優秀賞」〔改修設備部門〕を受賞しました。

中央熱源方式の冷凍冷蔵設備を、DCインバータ冷凍機を用いた個別分散方式に改修し、さらに省エネ監視設備を導入して省エネ化を図りました。

対象施設のニーズに対して適切な技術を導入し、省エネ以外にも温度制御性、工事の信頼性、環境性などの側面で高いレベルの計画・工事を行った点が評価されました。

一流体水スプレー加湿による精度維持と省エネ運転

ダイキン工業株式会社 堺製作所金岡工場において採用いただいたシステム「パッケージエアコン性能試験室における一流体水スプレー加湿による精度維持と省エネ運転」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第34回(2017年) 優良省エネルギー設備顕彰」にて、「奨励賞」を受賞しました。

本システムでは省エネルギーを考慮し、既存の蒸気加湿方式を水スプレー方式へと更新しました。その採用にあたり、加湿コントロールの高精度化、低温での使用における凍結の問題への対応を行うことで、水スプレー加湿方式の用途拡大を図れたことが評価されました。

工夫点
  1. 加湿方式の精度維持において
    水スプレー加湿方式を採用するにあたり、複数本のノズル管にノズルチップを複数個設置。
    加湿要求出力の増減に対して必要なノズル管本数を選択し、ノズル管の電磁弁開閉動作による制御を行うことで精度維持を行いました。
  2. 氷点下の空気温度におけるスプレーノズル凍結対策
    エアコンの試験室において室外機用試験室は氷点下から常温までの空気温度を再現するため、低温域における水スプレー加湿の凍結対策として、加湿管へのテープヒーターと配管断熱による施工、水配管内の水抜き対策を行い、スプレーノズルも水の凍結に対して破損しにくい構造、材質を選定しました。

熱回収カスケードヒートポンプシステム

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よつ葉乳業株式会社 十勝主管工場 様においてご採用いただいた「極寒冷地における排熱回収を利用した熱回収カスケード型ヒートポンプシステム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第31回(2013年) 優良省エネルギー設備顕彰」にて、最優秀である「省エネルギーセンター最優秀賞」を受賞しました。

従来、大気へ放熱していた冷却工程の廃熱を利用し大規模な省エネ暖房システムを実現しました。
冬季には-25℃に達する極寒冷地におけるヒートポンプ利用により従来のボイラー方式に対し大幅なCO2削減を図れた他、省メンテナンス性なども評価されました。

蓄熱+熱回収による省エネ・電力ピークカットシステム

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アサヒビール株式会社様においてご採用いただいた「製品冷熱回収による省エネルギーと負荷平準化による電力ピークカットシステム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第30回(2012年) 優良省エネルギー設備顕彰」にて、最優秀である「省エネルギーセンター最優秀賞」を受賞しました。

熱回収とビールタンクを利用した温度成層方式の蓄熱利用により、初期投資の抑制を図るとともに電力のピークカットと計画値を上回る省エネ効果を達成したことが評価されました。

本システムの特長
  • 製造工程の見直しにより、保冷性に優れたビールタンクを冷水タンクに転用電力消費の減る夜間に、原料冷水を生成しタンクに蓄熱
  • 製品冷却回収の新システムにより、製品から原料水へ冷熱を回収
  • 年間ベース負荷対応として高効率NH3チラー(2台)へ更新
    1台は高圧INV搭載とし、高効率化と負荷追従性を向上

ビール工場における熱エネルギー最適化システム

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アサヒビール株式会社・吹田工場様においてご採用いただいた「ビール工場冷却システム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第27回(2009年) 優良省エネルギー設備顕彰」にて、最優秀である「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。

本システムの特長
  • 負荷により、低温帯から高温帯まで、負荷ごとに個別の温度設定を行い、ブラインの温度をカスケード式に利用
  • 大温度差小流量システムの採用
  • バッチ負荷対応蓄熱システムによる負荷の平準化
  • ダイキンアプライドシステムズ製の高効率アンモニア冷凍機の導入
  • 冷凍機の圧力比の最適化コントロール

などにより、製品の品質のさらなる向上を図ると同時に、工場全体のCO2発生を低減するものです。また高温帯と低温帯の切替も可能で、季節によって、各温度帯ごとの負荷が変化しても、熱源全体で高負荷から低負荷に追従可能なマルチ熱源システムとし、年間を通じて冷却システムの高COP化を実現しています。

クリーンルーム統合省エネ制御システム

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三井化学株式会社・名古屋工場様のクリーンルームにおいてご採用いただいた「クリーンルーム用空調設備」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第26回(2008年) 優良省エネルギー設備顕彰」にて、「優秀賞」を受賞しました。

クリーンルームは清浄度が優先され、エネルギー多消費型が多いなか、当設備は省エネルギーを追求したことが評価されました。

本システムは当社独自の統合省エネ制御システムにより最大90%以上の動力削減を可能にし、清浄度維持と省エネを両立させる新しいシステムです。

局所排気連動型外気供給設備

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住友化学株式会社・大阪工場様の研究1号館においてご採用いただいた「局所排気連動型外気供給設備・F-LACシステム」が、社団法人日本冷凍空調設備工業連合会の「第25回(2007年) 優良省エネルギー設備顕彰」にて、「奨励賞」を受賞しました。

本システムは、ドラフトチャンバー等の局所排気設備を持った実験室の極度の陰圧化を防止して、安全で快適な研究環境を提供するものです。
外気導入から排気までをトータルでバランスよく制御することにより、省エネルギー化を図っています。

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